先ずは、日本語で簡単に説明すると、「わびさび」とは日本文化特有の美意識・美的感覚で、質素さやはかなさ、未完成さや不完全さなどの中に深い味わいを感じることです。例えば、日本庭園や神社仏閣、文学、芸術、茶道などでこの「わびさび」を感じることができます。しかし、この日本特有の「わびさび」という感覚は、人によって感じ方が異なるため翻訳が難しいと言われています。
「わびさび」を英語で説明するには、上記の「質素(simple)」「はかなさ(transient/impermanent)」「未完成(imperfect)」「不完全(incomplete)」がキーワードになります。
これらを使い「わびさび」を説明してみましょう。
“Wabi-sabi is one of the traditional Japanese aesthetics. The aesthetic is sometimes described as one of appreciating beauty that is “simple, transient, imperfect, and incomplete” in nature. For Japanese, wabi-sabi is more of a feeling than a concept that can be found in Japanese gardens, temples, shrines, literature, art, tea ceremony, etc.”
「わびさびは日本の伝統的な美的感覚の1つです。それは時に、自然の中にある『質素、はかなさ、未完成、不完全』の美しさを味わう美的感覚として表現されます。日本人にとって、わびさびは概念というよりも感覚で、日本庭園、神社仏閣、文学、芸術、茶道等でみられることができます。」
派手さやきらびやかさではない、この日本独自の「わびさび」に魅了される外国人も多くいることでしょう。上記の説明はあくまで一例ですが、ぜひ参考にして下さいね。