海外ドラマなどを見ていると、”slush(スラッシュ)”という表現が使われていることがあります。もともとは文章など書き言葉で使うことが多い表現でしたが、最近では口語でも使われるようになりました。会話でも文章でも、実際に使いこなすことができれば「自然でこなれた英語を使う人」という印象を持ってもらえること間違いありません。
ここでは実際に使ってみたいslushの使い方をご紹介します!
英語でのスラッシュの使い方とは?
slushはandもしくはorの代わりに使われる表現です。そのslushがどちらの使い方であるかは文脈で判断することになります。文章では記号の/(スラッシュ)を使用し、会話では”slush(スラッシュ)”と発音してください。もともとは文章の上でorとして使われるのが一般的で、会話で”slush”と発音してandとして使われるようになったのは比較的最近の話です。
スラッシュの使い方1 “or”として
A : My new teacher is really funny! 新しい先生はすっごく面白いんだ! B : Nice. I want to meet him/her. いいね!会ってみたいな。
これは、友達とのメールやテキストメッセージでの一例です。こんな文章使うことがあるの?と思うかもしれませんが、文章や会話の中で話している対象が男性か女性かが分からないことがありますよね。Aという友達から上記の例のようなメッセージが送られてきたとしたら、その先生が男性か女性かはまだわかりません。そこで目的語としてhimとherのどちらを使えば良いのかわからないのでスラッシュを置いて「彼または彼女」という言い方をしているのです。つまり、スラッシュが”or”の意味で使われているということですね。
このように、会話ではなく書き言葉の中で”or”として記号のスラッシュを使うというのが、もともと一般的だった使い方です。
スラッシュの使い方2 “and”として
I am an amazing detective slush genius! 僕は素晴らしい刑事であり天才なんだ!
これは、海外ドラマのブルックリン99にてお調子者の主人公ジェイクが自分のことを表したセリフです。ここではslushが”and”として使われています。もちろん、”I am an amazing detective and genius.”といっても良いのですが、slushを使うことでこなれた感じが出ていますよね。口語ではこの、”and”(~であり~)としての使い方が圧倒的に多いですし、最近特によく聞くようになった表現なのでカジュアルで今っぽい雰囲気が出ます。
話し言葉なので”slush”と発音していますが、もしこの文章をメッセージなどで書くのであれば、”I am an amazing detective/genius!”と、上の例と同様に記号の/(スラッシュ)を使ってください。
また、スラッシュは一回だけという決まりはないので、”I am an amazing detective slush genius slush…”のようにslushをいくつも置いて、「~であり~であり~であり…」と続けることもできます。
英語のスラッシュの使い方を覚えて使ってみよう!
英語のスラッシュは”or”もしくは”and”の代わりのような使い方ができます。もちろん、”or”や”and”をそのまま使ってもいいのですが、slushを使うと英語を自然に使いこなしているようなこなれた印象になります。特に口語で「~であり~」というときにslushを使うと、とてもネイティブっぽく今どきの英語のようになりますので、ぜひ会話で使ってみてくださいね。