「正論」とは「道理にかなった正しい意見や議論」という意味ですが、使い方によっては少しネガティブな響きになったり、ポジティブな印象になったりしますよね。この記事では、「正論」についてのネガティブな表現とポジティブな表現をいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にして下さい!
まず、「まさに正論だ!」というようなときに使える英語表現です。
- You are right!
- You are quite right!
- You’ve got a point!
- You have a point there!
- That’s right!
- That’s correct!
どれも直訳すると、「正しい」「その通りだ」という意味になり、「正論だ」という表現になりますね。
そこに、”but”を付けて「正論だけど…」と続けると、ネガティブなニュアンスのある「正論」になります。
- What you are saying is quite right but not practical.
(君の言っていることは正論だが、現実的ではない。) - Your opinion is logically correct, but it’s not that easy.
(君の意見は正論だが、それはそう簡単ではない。) - You are quite right, but let’s consider the problem from another angle.
(正論だが、その問題について別の角度から考えよう。)
最後に、最近良く使われる”PC”についてご説明します。これもある意味では「正論」と似た表現として使われます。
PCとは”politically correct”(名詞形は”politically correctness”)の略で、日本語にすると「政治的妥当性、政治的適性」などと言います。言葉の表現に、人種、性、宗教差別などがなく公平かつ中立で偏見のない言い回しにすることです。例えば、以前は「看護婦」、「保母さん」と言っていたものを「看護師」、「保育士」と言うようになりましたよね。英語でも”police man”を”police officer”といったり、”Merry Christmas”を”Happy Holidays”と言い換えたりすることがあります。
しかし、海外でもこのPCがエスカレートし過ぎて、逆に疲れてしまっているということから、“Don’t be so PC!”と言うと「そんなにPCになるな!」という意味になり、ニュアンス的には「正論ばかり言うな!」や「正論ばかり振りかざすな!」というような意味合いで使われることがあるのです。
今回は「正論」の英語表現について解説しました。参考になれば幸いです!