救世主とはキリスト教ではイエス=キリストのことですが、日常会話でも「君は我がチームの救世主だ!」のようにも使いますよね。この場合はもちろんキリストのことではなく、「危機的な状況から救い出してくれた人」という意味で使っています。
「救世主」は英語で”savior”(イギリス英語:saviour)と言います。save(救う)という動詞に「~する人(もの)」を表す接尾辞を付けたものです。
- You are my savior!
(君は僕の救世主だ!)
発音は「セイヴィア(ー)」というようなイメージで、「セイ」のところにアクセントがあります。アメリカ英語とイギリス英語ではスペルが異なりますが、発音はほぼ同じです。
ちなみに”the Saviour”と”the”を付けて大文字で始めるとキリストのことになります。この場合はアメリカ英語でもイギリス英語と同じスペルになることが多いです。
また、”lifesaver”という語も「救世主」と同じような意味として使うことができます。”lifesaver”はビーチやプールにいる「救助員」ですが、比喩的に「命の恩人」や「危機や苦境から救ってくれる人(物)」という「救世主」と似た意味になります。
- This medicine is my lifesaver.
(この薬は私の救世主だ。)
“savior”も”lifesaver”もどちらも”save”という動詞が元となっている語です。”save”という動詞には、「(お金など)を蓄える」「(時間・労力・お金など)を節約する」「(データなど)を保存する」などのように意味が多岐に渡りますが、今回は「救う」という意味で使っています。