日本語で「経路」と言いたいときに英語では何と言うかご存知ですか?カタカナで「ルート」という言葉を使うことがあるかと思いますが、これは和製英語ではなく英語でも同じように通じるのでしょうか?今回は、それぞれの状況に合わせた「経路」の英語表現をご紹介します。
経路を英語で言うと?
英語で「経路」と言うには次の2つの言葉を使うことができます。
- route
- channel
“route”は「道、ルート、方法」という意味合いで、私たちがカタカナで使っている「ルート」とだいたい同じです。しかし、カタカナのように「ルート」と言っても話の流れでわかるとは思いますが、聞き取ってもらえない可能性があるので発音に注意が必要です。出だしの”r”は、前に「う」があると思って発音すると良いでしょう。
“channel”は主に「情報などが流れる経路、ルート」という意味です。カタカナで「チャンネル」という言葉を使うかと思いますが、英語では真ん中の「ん」を省いて「チャネル」のようなイメージで発音します。
しかし、日常会話において「どのような経路で~したのですか?」と尋ねる場合は、”route”や”channel”を使わずに、「どのようにして~したのですか」という形にすることもあり、その方が自然です。
それでは、次の項からはそれぞれの状況に合わせた「経路」の言い方を詳しく見ていきましょう。
感染経路を英語で言うと?
感染経路は英語で”the route of the infection”と言います。“infection”は「感染、伝染」または「感染症、伝染病」という意味です。
【例文】
- The doctor asked me the route of the infection.
(医師は私に感染経路を尋ねた。)
また、前述の通り、日常会話では”route”を使わずに疑問詞の”where”や”how”を使ったた次のような表現が自然です。
【例文】
- The doctor asked me where the infection came from.
(医師は私にその感染症がどこからきたのか尋ねた。) - The doctor asked me how I got infected.
(医師は私にどうやって感染したのか尋ねた。) - The doctor asked me where I got the infection from.
(医師は私にどこで感染したのか尋ねた。)
避難経路を英語で言うと?
避難経路は英語で”evacuation route”や”emergency evacuation route”と言います。”evacuation”は「避難」という意味です。”emergency”を付けると「緊急避難経路」となり、こちらは掲示や表示などでよく使われます。もし緊急時にこの”evacuation”が出てこなれれば、”escape”でも意味は通じるのでそちらでも大丈夫です。
【例文】
- Please check the evacuation route.
(避難経路を確認して下さい。)
通勤経路・通学経路を英語で言うと?
通勤経路や通学経路は英語で”commuting route”と言います。動詞の”commute”は「通勤する、通学する」という意味です。例えば、”She commutes from Nagoya to Tokyo by the Shinkansen.”と言うと「彼女は新幹線で名古屋から東京に通勤している」となります。
【例文】
- I changed my commuting route.
(通学・通学ルートを変更した。)
入手経路を英語で言うと?
入手経路、特に情報などが流れる経路やルートという意味では”channel”が使われます。また、より自然な聞き方をするなら、”where”や”how”を使って、「どのように入手しましたか?」「どこで入手しましたか?」とすると良いでしょう。
【例文】
- Through what channel did you get the information?
(どういう経路でその情報を入手したのですか。) - How did you get the information?
(どうのようにしてその情報を入手したのですか。) - Where did you get the information from?
(どこからその情報を入手したのですか。)
また、どこで買ったのかを聞きたい場合の「購入ルート」という意味の「入手ルート」では、”Where did you buy that?”(それはどこで買ったの?)とするのが自然です。
経路に関する英語をまとめて覚えよう!
英語で「経路」は、日本語でもカタカナで使っている「ルート」を使います。他にも自然な言い方があるので、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。