今回は、製造業で良く使われる「受注生産」の英語表現ついての解説です。いくつか種類があるので、代表的な受注生産の形態とその言い方を4つご紹介します。
まず、「受注生産」と英語で言うときに重要になってくるのが”order”という単語です。名詞では「注文」、動詞では「注文する」という意味になります。
「受注する」は、「注文を受ける」ということなので、”receive an order”や”accept an order”です。
また、この”order”を使って受注生産の形態をそれぞれ表すことができます。
- BTO (build to order)
2. ATO (assemble to order)
“BTO”も”ATO”も日本語にすると「受注組立生産」です。”assemble”とは「組み立てる」という意味で製造業でもよく使われます。”BTO”は、特にパソコン製造・販売大手のDellに代表されるビジネスモデルで、顧客から注文を受けてから組立を開始する生産形態のためこのように呼ばれています。
【例文】
- These are built to order products, so it will take about one month to deliver.
(これらは受注生産製品のため、納品には1か月程度かかります。)
3. MTO (made to order)
これも一般的によく使われる「受注生産」ですが、BTOやMTOと違い、受注を受けてから資材調達などの生産活動を行う生産形態の受注生産」です。
【例文】
- All of our products are made to order.
(製品のすべては受注生産になります。)
4. ETO (engineer to order)
“engineer”とは「(道路・橋・車など)を建設する、設計する」という意味で、ETOを日本語にすると「受注設計生産」です。
一口に受注生産と言っても形態によっていくつかの種類があります。いずれも”~ to order”と表現できるので、それぞれの形態を表す受注生産の表現を覚えておきましょう!