本来、「悶絶」とは、「もだえ苦しんで気を失うこと」という意味です。この悶絶を英語では、”faint in agony”や”writhe in pain”(苦痛にもだえる)などと表現します。
しかし、最近は「可愛すぎて悶絶する」のように使うことがありますよね。これはかわいいというのを「気絶しそうなくらい」と比喩的に表現しているのです。この場合の「悶絶」は次のように言うことができます。ただし、会話やSNSで使う略式ないしはスラングのようなものなので、フォーマルな場合での使用にはご注意くださいね。
- I’m dying from cuteness!
日本語にすると、「可愛さで死にそう!」や「死にそうなくらいかわいい!」というような意味です。いわゆる「キュン死」もこの表現が近いです。
- It’s so cute that I can’t take it!
“take”には「~に耐える」という意味があるので、「可愛くて耐えられない!」という意味になり、「可愛すぎて悶絶する」というニュアンスになります。
- Too cute to handle!
“handle”は「扱う」という意味です。”too~to…”は「~すぎて…できない」という慣用表現なので、全体では「可愛すぎて手に負えない!」という意味になります。
- Cuteness overload!
これはSNSで見かける表現で、“overload”とは「負担をかけすぎること、電流を流しすぎること、過多、過大」という意味なので、「可愛さが溢れている」というような意味になります。
最近のSNS社会では、言葉は日々進化し、本来の意味とは少し違う使い方をすることがよくあります。本来の意味も押さえつつ新しい言葉も取り入れていきましょう!