「迷走する」とは「定まった経路をとらず、不規則的に方向を変えながら進むこと」という意味です。例えば、進路が定まっていない台風のことを「迷走台風」と言ったりしますよね。
この、「迷走台風」の「迷走」は、”go astray”(コースから外れる)や”take irregular course”(不規則なコースを取る)というフレーズで表現します。
- The typhoon went astray.
(その台風は進路をそれた。) - Typhoons are taking irregular courses this year.
(今年の台風は迷走する傾向がある。)
また、日本語では「人生迷走中」のように使うこともありますよね。この「迷走」は「自分や物事が進む方向性が定まらず迷っている状態」というニュアンスですが、これをぴったり表す英単語はなく、「迷っている」や「悩んでいる」と語を用いて表現するとイメージが伝わりやすいでしょう。
「悩んでいる」を表すわかりやすい語は”worry”です。”be worried about ~ ”で「~のことで心配している、悩んでいる」という意味になります。
- I am worried about my career path.
(仕事の進路について悩んでいます。)
この表現を覚えて、”career path”の箇所を”my life”(人生)や”my future”(将来)などに変えても良いですね。
他にも、”I don’t know”(わからない)を使っても「人生迷走中」のようなニュアンスが表現できます。
- I don’t know what I want to do with my life.
(何をしたいかわからない。) - I don’t know which way to take.
(どっちの道にいったらいいかわからない。)
日本語のように1つの語で表すことができない言葉でも、知っている表現でニュアンスを伝えることができます。まずは簡単な表現から使っていきましょう!