皆さんも昼食後の仕事中や授業中に睡魔に襲われることがありますよね。今回はその「睡魔」の英語表現を解説します。
日本語では、眠気を魔物に例えて「睡魔」と言っていますが、それは日本語特有の表現です。英語にはそのような表現はないので、単に「眠気」を意味する”sleepiness”や”drowsiness”と言います。どちらも似たような意味の語ですが、”drowsiness”は疲労や薬の副作用での眠気などにも使うことができます。それぞれの語を「眠い、眠気を誘う」という形容詞にすると”sleepy”と”drowsy”です。
まず、「睡魔に襲われる」は、「眠気を感じる」「眠い」という意味なので次のように言いましょう。
【例文】
- I became sleepy during his speech.
(彼のスピーチ中に睡魔に襲われた。) - The medicine made me feel drowsy.
(薬を飲んで睡魔に襲われた。)
「睡魔と闘う」という表現は、単に「眠気と闘う」という言い方をします。この場合の「闘う」は、”struggle”や”fight”、”fight off”などを使いましょう。
【例文】
- He was fighting off his sleepiness during the class.
(彼は授業中睡魔と闘っていた。) - I struggled against my sleepiness.
(睡魔と闘った。)
「睡魔に負ける」は「眠気に負ける」と表現しますが、「負ける」はいくつかの言い方ができますので、下記の例文を参考にして下さい。
【例文】
- I tried to study, but finally gave way to my sleepiness.
(勉強しようとしたが、睡魔に負けてしまった。) - I was fighting off my sleepiness, but I couldn’t overcome it.
(睡魔と闘っていたが、負けてしまった。) - I struggled against my sleepiness, but I couldn’t beat it.
(睡魔と闘ったが、負けてしまった。) - I was fighting off my sleepiness, but ended up falling asleep during the class.
(睡魔と闘っていたが、結局負けてしまった。)
皆さんも「睡魔」に襲われたときは、今回の表現を使ってみてくださいね!