「免罪符」とは「中世カトリック教会が一時的な罰の許しとして信者に発行した証書」のことですが、それが転じて比喩的に「罪や責任から免れるためのもの」という意味で使用されます。
もともとの「免罪符」は英語で、”indulgence”と言うのですが、これを日常会話で比喩的な意味としてそのまま使っても残念ながら伝わりません。日常的な用法で比喩として使う場合には、”get-out-of-jail-free card”と言います。これは、元々アメリカ生まれの人気ボードゲーム『モノポリー』の要素の一つである『刑務所(jail)から釈放される』カードを表しており、やっかいな状況から抜け出すための一般的な比喩表現として使われています。
- If you had a get-out-of-jail-free card, you wouldn’t get into trouble.
(もし「釈放カード」(免罪符)があれば、やっかいなことにならなかったのに。) - The man didn’t use a get-out-of-jail-free card.
(彼は「釈放カード」(免罪符)を使わなかった。)
日本語では比喩的に「免罪符」という言葉を使いますが、英語では『モノポリー」からきた”get-out-of-jail-free card”を使います。ぜひ覚えておきましょう!