日本語では見慣れている会計の言葉でも、英語になると専門的になるのであまり馴染みのない人が多いでしょう。今回は、損益計算書における利益に関する語をいくつかご紹介します。
- 利益率:profit margin
- 粗利益(売上総利益):gross profit
- 営業利益:operating profit / operating income
- 経常利益:ordinary profit / ordinary income(※米国基準の会計には経常利益はない)
- 税引前当期純利益:income before taxes / pretax income
- 当期純利益:net income / net profit / net earnings
“profit”と”income”は同義で、「収益・利益」を表す一般的な語です。日本の会社の英語表記の損益計算書を見ても、”profit”を使用している会社もあれば、”income”を使用している会社もあります。
”gross profit”の”gross”は「総計の、総~」、”net profit”のの”net”は「正味、純~」という意味です。これは、”gross sales(総売上高)”、”net sales(純売上高)”というように、”sales(売上高)”にも付けることができます。
上記のそれぞれの利益に”margin(率)”を加えれば、「~率」となります。
ここまでの英語表現を使った例文を見ていきましょう。
- Apple reported net income of 94.68 million U.S. dollars in its 2021 fiscal year.
(アップルは2021年の当期純利益が9,468万ドルであったと報告した。) - This product is highly profitable with a gross profit margin of 50%.
(この製品の粗利益率は50%で非常に収益率が高いです。)
日本基準と米国基準の会計では若干違いがありますが、これらを覚えればあなたも損益計算書を読んだり、会計について話したりすることができるようになります。ぜひ覚えてビジネスに役立てましょう!