産休や育休の制度は国や地域、会社によって違うものです。無給か有給かも異なりますし、日数も異なります。そんな「産休・育休」を英語で言うには何と言えばいいのでしょうか?ビジネスシーンでも使える出産・育休の英語表現、例文をご紹介します!
産休を英語で言うと?
日本では、産前休業と産後休業をあわせて「産休」とし、女性だけが取得できる法定休暇です。産前休業は任意ですが、産後は8週間休むことが法律で決められています。
女性の産休を”maternity leave”と言い、”maternity”は「母であること、母性」、”leave”は不可算名詞で「休暇」という意味です。
「産休を取る」という場合は、”take maternity leave”、「休暇を取っている」状態のことを”be on maternity leave”と言います。
- I’d like to take maternity leave.
(産休を取りたいのですが。) - She is on maternity leave now.
(彼女は今産休中です。)
育休を英語で言うと?
日本では、産後休業が終わった翌日から子どもが1歳の誕生日を迎えるまでを「育休」と呼び、男女が取得可能です。
英語では、産休と育休の違いがなく、女性が取得する場合は育休も”maternity leave”と言います。男性の育休は”paternity leave”です。
昨今では、男女の区別をせず”parental leave”や”family leave”(親の介護等での使用もOK)、”childcare leave”と呼ぶこともありますが、女性の産休・育休を”maternity leave”、男性を”paternity leave”というのが最も一般的です。
- John is going to take paternity leave.
(ジョンは育休を取る予定です。)
産休・育休に入る人へ英語でのメッセージ例文
育休・産休に入る人(出産した人)への簡単な祝福のメッセージをいくつかご紹介します。
おめでとうという気持ちや体調を気遣う気持ちを素直に表しましょう!
- Congratulations!
(おめでとう!) - Congratulations on your new baby!
(出産おめでとう!) - Happy maternity leave!
(素敵な産休を!) - Enjoy every minute of your maternity leave!
(産休を楽しんでね!) - I’m looking forward to meeting your baby!
(赤ちゃんに会えることを楽しみにしています!) - I can’t wait to see pictures of your pretty baby!
(赤ちゃんの写真を見るのが待ち遠しいわ!) - Take care of yourself!
(お大事にね!) - Get lots of rest!
(ゆっくり休んでね!) - Wishing you a safe delivery!
(安産を願っています!)
産休・育休に入るときの英語での挨拶例文
ビジネスシーンでも使える、産休・育休に入るお知らせメールなどで使える表現をいくつかご紹介します。いつから入るのか、いない間の代わりの担当者、連絡先などをしっかり伝えましょう。もし、産休・育休ということを直接的に言いたくない場合は、for以下の部分を”medical reasons”や”family leave”などと言うことも可能です。
- I will be out of the office for maternity leave from May 1st to July 31st.
(5月1日から7月31日まで産休の為お休みいたします。) - I would like to let you know that I will take maternity leave from May 31.
(5月1日から産休に入りますことをお知らせいたします。) - If you need assistance, please contact Taro Yamada at 0120-000-000.
(何かございましたら、山田太郎の0120-000-000番までご連絡下さい。)
ちなみに、日付の書き方はアメリカとイギリスで異なります。
- アメリカ式 Monday, May 27th, 2022
- イギリス式 Monday, 27th May 2022
ぜひ併せて覚えておきましょう。
産休・育休の英語を覚えて使ってみよう!
今回は産休・育休に関する英語表現をいくつかご紹介しました。出産は働くすべての女性、その家族、会社にとってとても大きな問題です。すべての女性が安心して出産できる社会であってもらいたいものです。産休・育休を取得するときや、会社で取得される方がいるときは、ぜひ参考にしてみてくださいね。