みなさんは、「学校生活のいちばんの思い出の行事は何ですか?」と尋ねられたら何と答えますか?運動会や体育祭と答える方は多いのではないでしょうか?日本では春や秋に開催され、盛り上がる行事の1つですよね。では、その運動会を英語で何と言うのか、また、運動会で行われるそれぞれの種目はどう英語で言えばよいのかを本記事でご紹介します。日本の運動会のようなものはない国が多いので、英語で日本の運動会(体育祭)を説明すると、外国の方々も興味を持って聞いてくれることでしょう!
運動会や体育祭を英語で言うと?
- sports day
- field day
- athletic meet
国や地域によって言い方は異なりますが、上記の3つが一般的な言い方です。
“sports day”は広く使われており、ほとんどの外国の方が容易に理解できると思います。”field day”は特にアメリカで使われる言葉で、運動会以外にも「課外活動」という意味もあります。
”athletic meet”はイギリス英語では”athletic meeting”とするのが一般的です。”meet / meeting”は名詞で「運動や競技の会や大会」という意味になります。
運動会の種目の英語表現一覧
組体操 | group gymnastics / gymnastic formation |
二人三脚 | three-legged race |
騎馬戦 | mock cavalry battle game |
100メートル走 | 100-meter dash / 100-meter race |
リレー | relay |
綱引き | tug of war |
玉入れ | beanbag toss |
障害物競走 | obstacle race |
大玉転がし | (large) ball- rolling race |
借り物競争 | scavenger hunt |
組体操を英語で言うと?
- group gymnastics
- gymnastic formation
欧米諸国では軍隊的な集団行動は好まれないため、大掛かりな組体操は日本独自のものと言えます。
“group gymnastics”は「グループ(集団)体操」という意味なので、「グループでやる体操のことね」と理解してもらえるでしょう。どちらかというと、大掛かりなピラミッドのような組立体操ではなく、数人で一緒に行う体操をイメージします。
“gymnastic formation”は、直訳すれば「体操の編成、形態」という意味になり、多くの人が「体操で何かの形を作るのね」と思うでしょう。こちらはピラミッドのようなグループで形を作る組立体操を説明するときに使える言葉です。作るものによっては、”human pyramid”や”human tower”と説明してもいいでしょう。
【例文】
Some people think that a gymnastic formation is dangerous.
(組体操を危険だと考える人もいる。)
二人三脚を英語で言うと?
- three-legged race
“three-legged”は「3本脚の」という意味になるので、それに”race”を付けて、「3本脚の競争=二人三脚」となります。これは手軽で楽しくできるため、日本だけのものではなく、外国でもアクティビティの一つとして行われています。
【例文】
We came in third in the three-legged race.
(二人三脚で3着に入った。)
騎馬戦を英語で言うと?
- mock cavalry battle game
“mock”とは「まねごと、見せかけの、模擬の」という意味で、”cavalry”は「騎兵(隊)」のことです。 “mock cavalry battle game”を直訳すると「模擬騎馬戦ゲーム」ということになります。”mock”は省略してもOKです。ちなみに肩車のことを”piggyback ride”と言うので、これを使って説明してもいいでしょう。
【例文】
The mock cavalry battle game was really exciting!
(騎馬戦はすごく楽しかった!)
One player rides on top of the three players, like a piggyback ride.
(一人の選手が、肩車の様に三人の選手の上に乗る。)
組体操や二人三脚など運動会に関する英語を覚えよう!
運動会や体育祭は近代日本で独自に発展したと言われています。日本のことをよく知っている外国人の方でも、日本の学校を経験したことがないと、学校生活のことは詳しく知らないという人も多いのではないでしょうか。運動会等は地域や年代でも異なると思いますので、ご自身が経験したことを、本記事を参考に英語で話してみるのもおもしろいですね。きっと興味を持って聞いてくれるでしょう!