さまざまな手続きや申請で何かとお世話になる役所。そんな私たちの身近にある役所は英語で何というか知っていますか?役所と聞くとすごく難しいイメージを持ってしまうかもしれません。ですが、意外とシンプルな単語で表現ができるんです。
そこで本記事では、役所の英語表現やお役所仕事の英語表現について解説します!
役所は英語で何て言う?
まず、役所の英語表現は以下の単語で表すことができます。
- public office
- government office
シンプルに「役所」とだけ表現したい場合は、”public office”と”government office”で表現できます。次からは、もう少し細かく役所の表現方法を見ていきましょう。
都道府県庁を英語で言うと?
都道府県庁は以下の単語で表すことができます。
- prefectural government
- prefectural offices
「道府県の」を表す単語”prefectural”に、庁を表す”government”や”office”を併せた表現です。特定の道府県名を入れて話したいときは、”(道府県名)+prefectural government/office”で表すことができます。
”I went to Ehime prefectural office in the morning.” (今朝、愛媛県庁に行ってきました。) “My brother works at the Osaka prefectural government.” (兄は、大阪府庁で働いています。)
北海道や大阪府など、県ではない場合でも”Prefectural”を使用して構いません。しかし、例外として東京都庁は”the Tokyo Metropolitan Government office”と表します。
”(道府県名)+prefectural government/office”のパターンと東京都庁の”the Tokyo Metropolitan Government office”を覚えておきましょう。
また、”office”がつくと建物自体を指すので、都道府県庁そのものの建物について話したいときは、”government”ではなく”office”を使いましょう。
市役所、区役所を英語で言うと?
市役所は次のように表現します。
- city office
- city hall
また、区役所は以下の表現ができます。
- ward office
- district office
「市」を表す”city”と「区」を表す”ward”に”office”を併せるだけなので、それぞれの単語さえ覚えていれば比較的分かりやすい表現です。
間違いやすいポイントは、”ward”の発音です。”a”が入っているので「ワード」と発音しがちですが、「ウォード」の発音に近いことに注意しましょう。「ワード」はword(言葉)と勘違いされてしまう恐れがあるのでよく練習してください。
また、電車をよく利用する方は、車内放送を聞いていると「○○区役所駅」のように実際に使われている例が聞けるかもしれません。耳を澄ませて聞いてみてください。
町役場や村役場を英語で言うと?
町役場を表す英語は次の通りです。
- town office
- town hall
また、村役場は以下の表現ができます。
- village office
こちらも、「町」を表す”town”と「村」を表す”village”に”office”をくっつけるだけなので、それぞれの単語さえ覚えていれば比較的分かりやすい表現です。
お役所仕事って英語で何て言う?
お役所仕事の意味で使われる英語をご覧ください。
- red tape
- bureaucracy
- bureaucratic routine
red tape は、不必要と思われるような面倒な手続きなど、物事を手早く、簡単にするのを妨げる決まりのことを表す表現です。red tapeがなぜお役所仕事に結びつくかというと、文書に由来があります。役所で出される公式文書が赤いテープで結ばれていることから、red tapeと表現されるんです。実際に役所で働いている方はイメージしやすいかもしれませんね。
”bureaucracy”と”bureaucratic routine”は、「官僚主義」、「お役所主義」、「手続きが煩雑なケース」といった意味があります。この単語のポイントは発音です。真ん中にある”eau”の発音が難しいですよね。カタカナで表すと、”bureaucracy”(ビューロクラスィ)と”bureaucratic”(ビューロクラテク)に近い発音になります。何度も練習してみてください。
役所の英語を覚えて使ってみよう!
今回は「役所」に関する英語表現を解説しましたが、いかがでしたか。堅いイメージがあり、難しく感じてしまう方も多いですが、意外とシンプルな単語で表現することができます。まずは”office”を覚えて、都道府県や市、町等の単語と組み合わせてみましょう!